【介護予防コラム68】理学療法士がすすめる夏バテ防止の3本柱

「最近なんとなく体がだるい…」「食欲がわかない…」そんなことはありませんか?
もしかすると、それは夏特有の体調不良=夏バテのサインかもしれません。
健康維持のためにも、夏バテを正しく知り、日々の生活でできる工夫を取り入れることが大切です。

夏バテとは

夏バテは、暑さや湿気によって自律神経や消化機能が乱れ、疲労感・食欲不振・だるさが続く状態を指します。高齢者は体温調整能力が低下しており、気づかないうちに体調が崩れることもあります。

1.水分補給の工夫

◎喉が渇く前に、1回100〜150mlをこまめに摂取
◎水だけでなく、麦茶・経口補水液なども活用
◎冷たすぎる飲み物は胃腸を冷やすため、常温〜やや冷たい程度が理想

2.栄養バランス

◎たんぱく質(魚・肉・卵・大豆)で筋力維持
◎ビタミンB1(豚肉・玄米・枝豆)で疲労回復
◎夏野菜(トマト・きゅうり・なす)で水分&ミネラル補給

3.軽い運動で血流促進

暑いと動くのが億劫になりがちですが、軽い運動は血流と代謝を助けます。理学療法士的には「関節に負担をかけず」「室内で安全に」できる運動がおすすめです。

まとめ

体調を崩さないことが、介護予防の第一歩です。「今日からできること」をひとつ決めて、ぜひ始めてみてください。この夏は、涼しく・おいしく・楽しく動いて、暑さに負けない体をつくっていきましょう。レッツリハ!では、理学療法士をはじめとする専門スタッフが、無理なく続けられる運動や日常生活に役立つ健康づくりをサポートしています。気になる点がございましたら、お近くのレッツリハ!まで、お問い合わせください。

 

今回の執筆者は…

エリアマネージャー 理学療法士
辻 純義

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