【介護予防コラム69】立つ・歩くがラクになる!股関節を整える簡単習慣
皆さん、毎日の暮らしを快適に、いきいきと過ごしたいと思うことはありませんか?実は、生活を快適に送るために大切な機能の多くは、お尻周りや股関節に集まっています。立つ・歩く・バランスを保つ…日々の動作の中心となるのが股関節。まさに、私たちの体を支える「エンジン」のような場所です。
今回は、無理なく続けられる股関節ケアのポイントをご紹介します。
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現代人が抱える股関節の課題
現代の私たちは、一日の多くの時間を座って過ごす傾向があります。日本人は世界でも座っている時間が長く、シドニー大学の研究では平均すると1日約7時間も座位で過ごすと言われています。世界平均が約5時間であるため、日本は突出して座位時間が長いことが分かるでしょう。

さらに、リモートワークの普及により座っている時間は増加傾向にあります。長時間座り続けると股関節に負担が集中し、疲れやすく立ったり座ったりといったスムーズな動きが出来なくなってしまいます。知らないうちに股関節に負担をかけることは、体の不調やケガのリスクへと繋がっているのです。

靴底チェックでわかる股関節の状態
そのような股関節の負担を減らすべく、まずは状態チェックを行いましょう。実は、普段履いている靴底の減り方から、股関節の使い方や負担の偏りを簡単に確認できます!

誰でも始められる!股関節ケア
股関節の機能を維持するためのケアは、特別な器具や激しい運動は不要。ポイントは、無理なく日常に取り入れることです。

まとめ
お尻周りや股関節は、快適な生活を支える「エンジン」です。股関節は24種類の筋肉で支えられ、体重を支える体の要となる場所でもあります。長時間座る姿勢は股関節に負担を集中させ、立つ・歩くときの疲れやすさにもつながります。だからこそ、股関節の可動域を広げ、柔軟に動かせる状態を保つことが、快適な生活と健康寿命の延伸に直結します。まずは毎日の中で「立つ習慣」を取り入れてみましょう。たとえば30分ごとに軽く体を動かすだけでも、股関節への負担はぐっと減り、体も気分もスッキリします。
レッツリハ!では、このような日常に取り入れやすい股関節ケアを実践しています。今日から少しずつ習慣にすることで、立つ・歩くがラクな、軽やかで元気な毎日を手に入れましょう。
今回の執筆者は…
Let’sリハ!宮崎北店
管理者/作業療法士
有田 智洋


