【介護予防コラム⑧】
通いの場を活用して介護予防!

外出自粛が続く中、どのように過ごされていますか?

外出する機会が減ると一番懸念されることは、不活動による「筋力低下」・「心肺機能の低下」や、身体を動かす習慣が乱れることです。さらに、高齢者にとっては、人との交流が減ることにもつながります。そうなると、認知症や要介護状態になったり、要介護度が上がったりするというリスクが高まることもわかっています。

通いの場は、心の憩いの場。
介護予防は社会参加から始めよう!!

ステイホームで自宅運動をして、身体を動かす習慣をつくるのは、なかなか難しいことです。そこでオススメしたいのが、アフターコロナ(新型コロナウイルスと共存しながら生活するということ)を意識した「通いの場」です。

通いの場とは?

通いの場とは、幅広い地域の住民が気軽に集まれるコミュニティースペースので行われるさまざま活動を行う集まりです。近頃ではさまざまな取り組みが行われ、ボランティアや地域団体・個人により開催されています。

場所

地域の集会所・公共施設・空き家・事業所・個人宅など、空き部屋等

活動

介護予防体操教室・パソコン教室・語学・健康増進・趣味等

どうやって参加するの?

各自治体に配置されている地域包括支援センター、市町村の社会福祉協議会公共施設などに掲示されている告知から情報が得られます。そこに記載・開示された連絡先に問い合わせすることで参加できます。
(※一度は体験をおすすめします)

通いの場にはこんな効果が!!

歩けばお腹が空く→身体を作る栄養が適切に摂れる。

通いの場まで移動したり、通いの場で運動をしたりなど、活用することで大なり小なり体を動かします。身体を動かすことでエネルギーを消費するので空腹を感じ、栄養摂取につながります。

疲れれば眠たくなる→しっかり休養できる。

体を動かすだけにとどまらず、話したり頭を使ったりとしっかり「活動」することで、その日一日にメリハリがつきます。適度な緊張がゆるむとリラックスできるため、しっかり休養できます。

通いの場にいけば→仲間と笑いあえる。

認知症予防には、知的活動・運動・コミュニケーションという3つの柱があると言われています。「コミュニケーション」の場として通いの場を活用することで、認知症予防に役立ちます。

遠くの親戚より、近くの友達→頼れる相手ができる。

通いの場には、年代や興味関心の近い方が集まります。悩みを相談し、理解してもらえる相手が周囲にいるのは心強いもの。特に独居の方は積極的な活用をオススメします!

まだ「通いの場を活用していない」という方は、今のうちに行きたい通いの場を見定めてみてはいかがでしょうか?

コロナ禍では「オンライン通いの場」で不活動を予防しよう!

1回目の緊急事態宣言が発令された時には大半の通いの場が休止になりました。地域の集会所や公共施設はもちろん、一部の密にならない個人教室でも中止を余儀なくされました。その月日、3か月以上。その期間何もしなければ、身体は確実に衰えてしまいます。コロナ禍でも、密にならない公園やご自宅でできる運動を覚えて実践することが大切ですね!

通いの場に行きたいけど休止中だったり、通いの場が復活したとしても、すぐに外出はちょっと…という皆様には、国立長寿医療研究センターがリリースしているアプリ「オンライン通いの場」というサービスがオススメです。

スマートフォン内の歩数計と連携して健康管理にも使えるこのアプリ、動画集を見ながら自宅で体操をしたり、脳トレゲームなどもできるようになっています。近隣の公園やお店を見つけ出して、お散歩ルートを提案してくれるので、目的のない外出はあまり…という方も気分転換に活用できるのではと思います。

ホームページにダウンロードURLのリンクがあります。

http://kayoinoba.mhlw.go.jp/

ご参考にしてみてくださいね。

まとめ

最後になりましたが、「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」と定義されています。
身体を動かすだけ、元気があるだけでは物足りない。どこかが痛くてもよい。
誰かの役に立つ、誰かと笑いあう、こうして人と人が支えあえる状態が健康だと私は考えます。これからも感染対策を徹底しつつ、身体を動かしましょう!!
ぜひ、皆様の希望に合う「通いの場」をみつけて介護予防に繋げてくださいね。

私たちレッツリハ!も、皆様の「したい」が「できる」デイサービスの通いの場であり続けたいと思います。

 

今回のコラム執筆者は…

レッツリハ!芦屋
健康運動指導士 谷川原 光彦