【介護予防コラム㉖】定年後を健康にすごすコツ

今回のコラムは、定年後、健康にすごすコツについて書いていきます。長年働きに出て活動されていた方が退職し、 「これからどうしようか」 と日々のすごし方について考えたときに見ていただきたい内容です。

健康のためにやってもらいたい3選

趣味を見つける

 

趣味を見つけるのは定年後の健康な生活にとても良いことです。やりたいことで趣味を探すのはもちろん、新しいことに挑戦してみるのも良いかもしれません。なぜなら新しい発見や出会いが期待できるからです! 適度な刺激は、その後の健康生活にも良い効果をもたらします。人生をより楽しむことで生活にハリが出ると嬉しいですね。

近くにある通いの場や、地方自治体が主催している教室を探して、まずは体験してみてはいかがでしょうか。年齢が近く話の合う方が見つかるチャンスかもしれません。

 身体を動かすなら散歩から

身体の機能は使わないことで徐々に衰えていきます。定年後の健康を考えた時、まず何かを始めるのなら、断然散歩をオススメします。

散歩について書かれた本も多く出版されているので、手に取ってみることから始めるのも良いでしょう。公園に立ち寄ったり、建物を見たりしながら歩くのも楽しいのではないでしょうか。新しい発見があったり頭の中の整理になったりするはず。歩く姿勢に気をつければ健康により良い効果がありますよ。

また、一日5,000歩ほど歩き、その内7~8分を早歩きに変えるだけで
・うつ病
・認知症(血管性認知症、アルツハイマー病)
・心疾患(狭心症、心筋梗塞)
・脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)
これらの病気の予防・改善が期待できるデータもあります。もちろん、寝たきりの予防にもつながります。

参考文献 【健康長寿ネット 健康長寿に効果的なウォーキング】

家を居心地よく

定年後は家にいる時間が増えます。自宅を居心地のよい空間にして気持ちよく過ごしてみてはいかがでしょうか。健康によい家を作る3つのポイントをご紹介します。

  • 転倒予防・・・床に物を置かない

物が多いと、転倒など思わぬケガの原因になることがあります。床に物がないだけで事故のリスクを減らすことができます。

  • 物忘れ防止・・・整理整頓

物がどこにあるのか把握していることでストレスの軽減や安心感につながります。

  • 疲れないお家・・・座れる場所を増やす

「家でくつろげる」というのは居心地のよさのために大きなポイント。疲れた時にすぐに座れる場所が多いとよいかもしれません。

定年後に何をしようか迷っているときは、まずお家の中からできることを探してみるのはいかがですか。

できることを見つけたら

ゆっくりと取り組む

始めから頑張りすぎても疲れてしまいます。継続しやすいよう、ご自身の生活・体力などに合った取り組みをしましょう。

  • 通いの場が決まったら、まずは体験から行ってみる
  • 散歩は近場の目的地やルートを決める
  • お部屋の掃除は範囲を絞る

楽しいとついついやりすぎてしまいがちですが、 「何事もほどほどに」が長く続くコツですよ。 

思い立ったが吉日

時間が空くと気持ちが薄れがちになります。なるべく早く身体を動かし行動に移してみましょう。大事なのは続けることです。

最後に

いかがでしたでしょうか。
主観的な意見の多いコラムになりましたが、定年後を健康にすごすために、取り組みやすい内容ではないかと思います。日常の中に少しの新しさを増やし、一緒に活動的な介護予防に取り組んでいきましょう。

 

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今回のコラム執筆者は…
レッツリハ! 芦屋
健康運動指導士 谷川原 光彦